イギリスに住むリサ・アンダーソンさんは、ある物を食べることを止められずに悩んでいると告白しました。
彼女が食べずにはいられない物とは、「ベビーパウダー」
なんと彼女は30分おきにベビーパウダーを食べてしまうのだといいます。
一体なぜ彼女はベビーパウダーを食べるようになったのでしょうか?
その理由とベビーパウダーを食べることによる体への影響を調べてみました。
ベビーパウダーを食べる理由

リサさんは5人の子供を持つ母親です。
彼女はいつもお風呂上がりの子供たちにベビーパウダーをつけていました。
ところが15年前のある日、いつものようにベビーパウダーをつけようとして
パウダーがボトルの口から出てくるのを見た瞬間、どうしても食べてみたいという衝動にかられます。
そして我慢できなかった彼女は、パウダーを口に運びます...
「私は突然“これを食べたい”という衝動に駆られ、自分を抑えることができませんでした。そして手にパウダーをとって舐めてみたところ、とても幸せな気分になって“まさに口にしたいものだ”と思いました。
こんなに満足させてくれるなんて、私は今まで知る由もなかったんです。」
引用元:Techinsight
異食症と診断される
それ以来、彼女は30分おきに浴室へいきベビーパウダーを食べては水分を摂るということを繰り返すようになります。
その衝動は夜寝ている間も定期的に訪れ、彼女は少なくとも一晩に4回は起きてベビーパウダーを食べてしまうとか。
今まで彼女がベビーパウダーに費やした金額は、総額8千ポンド(約114万円)にものぼり彼女がベビーパウダーを食べずにいられた期間はたったの2日だけだというから驚きです。
そんな彼女の様子をおかしく思った交際中の男性に促され、リサさんはかかりつけの医師に相談。
そこで彼女は、鉄欠乏症、または強迫性障害(OCD)による異食症と診断されました。
リサさんはカウンセラーを紹介され、今月から治療を開始することになったそうです。
ベビーパウダーを食べることが体に与える影響
リサさんが診断された「異食症」とは、栄養価の無いものを無償に食べたくなるというものです。
食べてしまうものには、土、紙、粘土、髪の毛、チョークなどがあり、子供と妊婦に多い症状です。
リサさんが食べていたのは、ベビーパウダー。体への影響はないのでしょうか?
大手ベビーパウダーメーカーのピジョンによると、赤ちゃんが誤って舐めてしまうことを想定して、少量であれば口にしても心配のない成分で作られているそうです。
ただ少量以上口にしてしまった場合は、「中毒110番」に問い合わせをして、対処して欲しいとのことです。
一般にベビーパウダーは、タルクと呼ばれる鉱石やシリコン、マグネシウムなどを含み口にすることは人体に有毒だとされています。
過去にはベビーパウダーにアスベストが混入していたという事例があり、発がん性の有無も取りざたされたこともあります。
誤ってベビーパウダーを吸い込んでしまうことを避けるために、上半身には固形のベビーパウダーを使用することをお勧めします。
資生堂のベビーパウダーは、プチプラで大人でも使用できるという口コミが多数ありました。
最後に
リサさんは自身の異食症を公表することで、同じような症状に悩む人に対して「悩んでいるのは一人だけではないよ。」というメッセージを送りたかったそうです。
現在リサさんの身体に異常はないと言いますが、この先何らかの異常が見つかるかもしれません。
彼女が異食症を克服し、平穏な生活を送れるようになることを願います。
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