NHK大河ドラマ「麒麟がくる」が2020年1月19日にスタートします。
主人公・明智光秀を長谷川博巳さんが演じ、濃姫役に川口春奈さんが代役で起用された
ことでも話題になったこのドラマ。
題名の”麒麟”に「なぜ麒麟なの?意味は?」と疑問に思った方もいらっしゃると思います。
そこで今日は、”麒麟”の意味について調べてみました。
「麒麟がくる」とは
「麒麟がくる」は、安土桃山時代の武将・明智光秀が主人公。1991年放送の「太平記」を手がけた池端俊策さんによるオリジナルで、大河ドラマの原点に戻り、戦国初期の群雄割拠の戦乱の中、各地の英傑たちが天下を狙って、命をかけ、愛をかけて戦う、戦国のビギニングにして「一大叙事詩」となる。
引用元:MANTANWEB
私怨により本能寺で織田信長を討った謀反人のイメージを覆す、勇猛果敢かつ理知的な天才・明智光秀を、史料がほとんど残っていない20代の青春時代から描写。また、革新的な「魔王」のイメージが強い光秀の主君・信長についても、最近の研究で見直されている保守的かつ中世的な側面も強調し、父の信秀から実直に受け継いだ財政面、経営面での才覚も描く。
さらに親子2代で美濃を乗っ取ったという説に基づく斎藤道三、反織田勢力を自由自在に操り、室町幕府の再興をなそうとする権謀術数に長(た)けた第15代将軍足利義昭や、若く野心にあふれる細川藤孝、松永久秀、今川義元など、一癖も二癖もある群雄たちが、戦国時代を舞台に、縦横無尽に活躍する内容になるという。
”麒麟”の意味
ドラマのタイトルに使われている”麒麟”は、私たちがよく見る動物園のキリンではありません。
麒麟の外見は獅子(つまりライオン)の頭、鹿の角、トラの目、鹿の体、龍のウロコ、牛のしっぽを持っているそうです。キリンビールのラベルを想像していただけるとわかると思います。
この”麒麟”(きりん)は、紀元前から中国に伝わる伝説上の動物で、慶事の前に必ず現れるおめでたい印とも考えられています。
非常に穏やかで優しく、足元の虫や植物を踏むことさえ恐れるほど殺生を嫌い、そのために地面から少し浮遊しているとも言われています。
また 『礼記』によると、王が仁のある政治を行うときに現れる神聖な生き物「瑞獣」とされ、鳳凰、霊亀、応竜と共に「四霊」と総称されています。このことから、幼いころから才能に優れた
子供のことを「麒麟児」と呼びます。
まとめ
ドラマのタイトルには明智光秀の名前はありませんが、公式ツイッターに「明智光秀を通して
描かれる戦国絵巻」とあります。しかし良いイメージの「麒麟」とどちらかというと裏切り者の
イメージのある明智光秀がどう関係しているのか、今の段階ではわかりません。
来年のドラマ放送開始が待ち遠しいですね。