
この記事では、映画「世界一キライなあなたに」で使われているエド・シーランの曲と映画の感想・あらすじについてまとめています。
「愛する人が、半年後に永遠の旅立ちを選ぼうとしていたら...」
私が今まで観た恋愛映画の中でも、最高に鼻水ズルズルで泣いてしまった映画「世界一キライなあなたに」
恋愛だけではなく、尊厳死という重いテーマも扱ったこの映画に、エド・シーランの楽曲が見事にハマっていて物語をさらに感動的なものにしています。
2016年に大ヒットとした「世界一キライなあなたに」は、恋愛映画でありながらも、「自分らしく生きるとは?」ということも考えさせられる、心揺さぶられる物語です。
「どう生きるのか?」「幸せな人生の終わり方とは?」
あなたも一度考えてみませんか?
「世界一キライなあなたに」を盛り上げるエドシーランの楽曲
物語は、ごく普通の女の子ルーと大富豪の息子ウィルの王道のラブストーリー。
この映画の「ココ!」っていうシーンでタイミング良く流れてくるのがエド・シーランの楽曲なんです。ただでさえ、泣きそうになっているシーンなのに、エド・シーランの曲が流れてくるなんて反則です!完全に涙腺崩壊しちゃって、涙と鼻水が止まらない(笑)
そんなエド・シーランの楽曲はこの2曲。
【Thinking out loud】
ウィルの元彼女と親友の結婚式に出席したルーとウィル。
車いすのウィルの上に腰かけ、エド・シーランの”thinking out loud”が流れる中ダンスをする二人。
そのまま会場を抜け出して、庭を駆け抜ける二人。完全にお互いの心が通い合った瞬間です。
星空の下を無邪気な子供のように走る2人は本当に幸せそう。このままこの幸せが続けばいいのに...そんなことを思うと、思わずウルっときちゃいます。
最高にロマンチックなシーンに、Thinking out loudがピッタリでした。
And baby, your smile’s forever in my mind and memory.
(そしてベイビー、君の微笑は永遠に僕の心に残るのさ)
【Photograph】
「思い描いた人生じゃないかもしれないけど、私があなたを幸せにする。」と言うルーの気持ちにもウィルの決心は変わることはありませんでした。
愛する気持ちがあれば、ウィルの決心を変えられると信じるルーと、ルーのことを愛しているからこそ自らの決心を変えようとしないウィル。
ルーとならきっと幸せになれるよ!ウィル、お願いだから考え直して...そんなことを願いながら物語を観ていました。ここまでのストーリーで涙腺がゆるゆるになってしまっていたので、このPhotographが流れるクライマックスのシーンではもちろん号泣でした。
We keep this love in a photograph
僕達の愛は 写真にしまっておこう
We made these memories for ourselves
この思い出は 二人だけのもの
Where our eyes are never closing
眠らない場所では
Hearts are never broken
心が壊れることもない
Times forever frozen still
時は永遠に止まったまま
「世界一キライなあなたに」のあらすじ
イギリスの田舎町で失業し職探しをしていたルー。彼女は、「半年間」という期限付きの介護の仕事に就くことに。
介護の相手は、交通事故によって四肢麻痺になってしまい車いす生活を送る元青年実業家のウィル。事故にあう前は、順風満帆、人生を楽しんでいたウィルは事故後は固く心を閉ざし、生きる希望さえも失っていました。
明るく接するルーに対しても冷たい態度をとり続けるウィルでしたが、少しずつ彼女に心を開くようになり、やがて恋に落ちます。
以前のような明るさを取り戻し、ルーとの新しい生活が始まるのかと思われましたが、「半年間」の介護の契約が終わるとウィルはある計画を実行します。
ウィルの計画を知ったルーは必死に彼を止めようとしますが...
「世界一キライなあなたに」の感想(ネタバレあり)
「世界一キライなあなたに」を観た私の感想とSNSでの感想をご紹介しますね!
観終わった後も涙が止まらなかった、私の感想
「普通の恋愛映画でしょ」
そんな軽い気持ちでこの映画を見始めた私。その考えは完全に間違っていました...
絶対にハッピーエンドになるって信じて観ていたので、物語のクライマックスは衝撃的すぎてすぐには受け入れられませんでした。
もし、自分の好きな人が命の期限を決めていたら...私もルーと同じで全力で引き留めようとするでしょう。
でも、一生車いす生活で介助をしてもらわないと生きていけない、そんな自分のために愛する人の人生を縛りたくない...ウィルの気持ちもわかる気がします。
だけど、やっぱりウィルにはルーとの未来に希望を持って欲しかったな。
重い感想ばかり話してしまいましたが、この映画の魅力は他にもあります。それは、主人公ルーのクルクル変わる表情と可愛いファッション。
特に彼女の眉毛!!すごく良く動くんです(笑)一生懸命にウィルとの関係を良くしようと奮闘するルーの姿に、思わずニッコリしてしまいました。
天真爛漫な彼女の努力のおかげでウィルの表情が徐々に和らいでいく様子も必見です!
「世界一キライなあなたに」は、ただのラブストーリーではない、「生きる意味」についても考えさせられる心に深く残る映画でした。
「世界一キライなあなたに」のみんなの感想
賛否両両論のラストシーンに涙が止まらない
ルーは、ウィルの決断を変えることはできませんでした。
でも、それは失敗だったわけではありません。だってルーがウィルを変えようと努力したことによって、ウィルは明らかに変わっていたから。
出会った頃は、笑顔もなく無気力だったウィルが、ルーと毎日会話をするうちにだんだんと表情が明るくなったり、外出したいと思うようになったり。
生きる希望が見つかったのでは?って思うくらい生き生きとしていたウィル。
だけど、ウィルが決めていた命の期限は半年間。
ルーに出会わなければ、ウィルはただ半年何もせず過ごし、絶望したまま自分の計画を実行していたでしょう。
しかし、ルーと最高の時間を過ごし、再び愛する喜びを知った彼は最高の最期を迎えられたのだと思います。
この映画のラストシーンには賛否両論あると思います。
私もあのラストシーンは悲しすぎて思考停止してしましまいました。
それでも、ふとした時にもう一度見たくなるそんな素敵な映画でした。
「愛する人が半年後に、永遠の旅立ちを選ぼうとしていたら...」
あなたならどうしますか?
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