平昌オリンピックの金メダリスト、ロシアのザギトワ選手がスケート選手としての活動を一時停止すると発表しました。
ザギトワが決断した。同局は公式サイトで「アリーナ・ザギトワが休養を発表」の見出しで記事を掲載。「現オリンピック女王で世界選手権女王のアリーナ・ザギトワが競技から離れて休養を取り、競技ではないアイスショーに専念すると、ロシアメディアが伝えた」と記している。
引用元:THE ANSWER
先週のグランプリ(GP)ファイナル女子では、アリョーナ・コストルナヤ(ロシア)が世界最高の合計得点で優勝。エテリ・トゥトベリーゼ氏の教え子3人で表彰台を独占した一方で、同門のザギトワはよもやの最下位。ロシア国内ではザギトワに引退すべきだという声が上がっていた中で、同記事ではこうつづられている。
「ザギトワは金曜日に、ロシアフィギュアスケート選手権に出場しないことを発表。さらに1月の欧州選手権、3月の世界選手権にも出場しない意向を示した」
圧倒的な強さで五輪金メダリストに駆け上がった、かつての女王の面影はなかった。ショートプログラム(SP)こそノーミス演技で2位につけたが、フリーで回転不足を連発。最下位に終わっていた。
ザギトワ選手は活動停止の期間は明確にしていませんが、しばらく国際大会への出場は見送る
との考えを示しました。
活動停止の理由とは?
ザギトワ選手は現在17歳。シニア1年目だった2017年から2018年のシーズンに
GPファイナル優勝や平昌オリンピックでの金メダル獲得など快進撃を見せました。
しかし今シーズンはロシアの後輩達に勝つことができず、今月7日に行われたGPファイナルでは
最下位に終わってしまいました。
オリンピック後に身長が7センチも伸び、成長痛に悩まされ、「体の感覚が分からず、自分の
手がどこなのか、足がどこなのか分からなくなった。」と吐露していました。
活動停止の理由についてザギトワ選手は「私は人生に求めるすべてのものを手に入れたが、
人生とは常に何か満たされないものがあるべきだ。何かを手に入れたいと再び思えるよう、
スタート地点に戻りたい」と競技に対するモチベーションがなくなったと思われる発言を
しています。
ただしトレーニングは続け、今後はアイスショーなどに専念するとのことです。
世間の反応は?
ザギトワ選手の突然の活動停止宣言に、同年代や将来を夢見るスケーターから驚きや惜しむ声が
あがっています。
「まだまだこれからの年齢。もうちょっと頑張れる気がする。」(高2年女子)
「同じ年に、こんなにすごい人がいるのかと鳥肌がたった。彼女は限界を超えてスケートを
極めたと感じているんだろう」(高2男子)
「せっかくオリンピックでメダルを取ったのに。まだ若いから、もったいない。」(小5女子)
まとめ
今回、ロシアのフィギュア界で名コーチとして知られる、タチアナ・タラソワさんが
「彼女は戻ってこないだろう。」と語ったことにより事実上の引退宣言ではとの見方が
広がっていますが、ザギトワ選手本人は引退については触れていません。
ザギトワ選手はとても素晴らしい選手なので、活動休止後に復活してくれることを願います。
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