2024年9月3日、Yahoo!ニュースで「口内丼」が取り上げられ話題になっています。
「口内丼」がマナー違反かどうかについて議論が巻き起こっているのですが、そもそも「口内丼」という造語は誰が作ったのでしょうか?
この記事では
- 【口内丼】造語の由来はワイドナショー?
- 口内丼と三角食べの違いは?
などについてまとめます。
口内丼とは?
口内丼とは
です。
ハンバーグや焼き肉などを食べる時によくみられる食べ方ですよね。
ご飯とお肉が口の中で混ざり合って、とても美味しく食べられる食べ方なので、ほとんどの日本人は無意識に行っていることが多いのではないでしょうか?
口の中でご飯とおかずを混ぜながら食べる食べ方は「口内調味」と呼ばれていて、こちらの呼び名の方が有名ですよね。
では、「口内丼」という造語は一体いつごろ作られたのでしょうか?
【口内丼】造語の由来はワイドナショー!
「口内丼」という造語の由来は、情報番組「ワイドナショー」です。
口内丼って初耳…
— atsushi_portfolio (@ats7618t) August 30, 2020
それがダメならもう白ごはんいりません🥺#ワイドナショー pic.twitter.com/ykT3aOvhs1
いつから?
2020年8月30日に放送された「ワイドナショー」で
として取り上げられました。
放送によれば、「口内丼」とは食事の際に複数のおかずやご飯を口内で一緒にして食べることを指す。ネット掲示板には口内丼をする夫に対する主婦の不満が投稿されていたといい、番組内で紹介された。
引用元:JCAST ニュース
口内丼論争は4年前が最初だったんだね!
誰が言った?
「口内丼」という造語は、ワイドナショーの出演者が言ったわけではありません。
『お悩み解決掲示板』の投稿で「口内丼」という造語を投稿者が使っていました。
掲示板に寄せられていたお悩み投稿の内容は、
- 妻が料理が上手にできた日は夫に「おかず単体」として味わってほしいと思っている。
- しかし、夫は常に口の中でご飯とおかずを合体させて食べてしまう。
といものでした。
この時妻は夫に対して、
どうしていつも口内丼にするの?気持ち悪い。三角食べしてよ!
と伝えました。
すると、夫は
口内調味を知らんのか?三角食べというなら、口内調味の何が悪いのか?
と反論。
「口内丼」という造語を使ったのは、お悩み相談室に投稿していた妻ということがわかりました。
お悩み相談室の妻は「口中調味」っていう和食の文化をしらなかったのかもしれませんね。
「口中調味」は、噛むことで生まれる味の変化を口の中で楽しむ食べ方のこと。
日本人が昔から実践してきた食事法です。
「口内丼」と言っていた妻は、日本人が親しんできた「口中調理」を知らなくて、夫の食べ方にイライラしていたのかもしれませんね。
口内丼と三角食べの違いは?
口内丼と三角食べの違いは、次のようになります。
- 口内丼…おかずを先に口に入れて咀嚼し、その後白いご飯を入れて「口の中で丼を完成させる」食べ方。
- 三角食べ…おかず、ご飯、汁ものと、順番に規則正しく(三角のように)食べる食べ方。
口内丼と三角食べは食べ方に違いはあるものの、どちらも同じ「口中調味」と言えます。
ただ、三角食べの場合は、原則口の中には
のような組み合わせになります。
一方で、口内丼の場合は
ということになります。
ただ、どちらの食べ方もあまり違いはなさそう…
さっきワイドナショーでやってた三角食べと口内丼の是非だが、三角食べは「ご飯とおかずを口の中で調味する食べ方」らしく、それは口内丼と何が違うんだろう…と思った。
— ねこはらさん (@sub_bibliomania) August 30, 2020
個人的にはおかずとご飯は同時に投入せずに、おかずを飲み込む寸前にご飯を投入するので、合の子みたいな食べ方だが。
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